| 相談概要 | 氏名: T.I 検索キーワードはなんですか?:屋根の補修方法 ご相談の種別: 注文住宅の瑕疵 相談住所(市町村までで可):神奈川県厚木市 職業: お勤め・事務・営業職 年齢: 45 性別: 男性 構造: 木造(在来工法) 引渡し年月日はいつですか?: 西暦 2001年 7月 日 何階建て?: 地上 2階、 地下 階 延べ床面積: u( 坪) 工事請負金額(売買金額)はいくらですか?: 万円 設計監理料はいくらですか?: 万円(支払いの無い場合は0とご記入ください) 建物様態: 注文建築 施工者: 大手ハウスメーカー:積水・ミサワ・ダイワ・パナ等 設計図は何枚もらいましたか?: 枚 工事着工までに設計打合せは何回しましたか?: 回 施工者名: J社 販売会社名: 設計事務所名: |
| 相談内容 | ━━ 欠陥等の現象: 最近になって、屋根塗装を検討した際に、塗装業者に屋根の点検をしてもらったところ、通常ではあまりやらない施工がされていると指摘されました。 カラーベスト屋根の、1か所だけ屋根材の見えるところに釘打ちがしてあり、コーキング材で平らにカバーしてあります。 新築から15年ほど経過しているが、今まで外装の補修などはした事がないので、最初の施工からこうなっていたものと思われます。 ━━ 業者の見解: 施工業者の見解 こういった部分に釘打ちをするのは、問題のある工法ではない。 この家には当てはまらないが、風の強い土地などではよくある事。 ただ、本来ならば、普通の釘ではなくゴムのパッキンの様なものが付いた、スクリューねじで止めて、コーキングも盛り上がった形に行うと持ちが良い。 補修するとしたら、コーキングをやり直すか、カラーベストを1枚だけ差しかえれば充分。 コーキングのやり直しだけでも、10年程度は雨漏りなどの心配はない。 屋根塗装業者の見解 こういったやり方は、あまり見た事がない。 下地の防水シートに突き抜けるように穴があいているはずなので、釘が痩せてくれば、雨漏りの危険性が高い。 関連する部分を順番にはがして、部分葺き替えが良いと思う。 葺き替えた部分の防水シートは張り替えて、張り替えていない部分とのつなぎ目を貼り付ける処理をする。 カラーベストは破損のない部分は、今まで付いていたものを再利用することでコストが抑えられる。 ━━ 相談内容: 施工業者と補修業者(屋根塗装業者)の見解にかなりの違いがあり、困惑しています。 利害関係のない専門家のご意見を伺いたく、こちらに相談させていただきました。 屋根に直接釘を打つ工法は、よくある事なのでしょうか? コーキングのやり直しだけでも大丈夫でしょうか? 屋根材を再利用しても強度的な問題は起きないのでしょうか? 部分葺き替えの場合、防水シートの接着面の水漏れも心配です。 一面全部を拭き替えるのが、一番安心なのでしょうが、コストの問題で、それは出来そうにありません。 ![]() |
| yorozuの感想 | インターネットで気軽に相談が出来るサイトは少ないので、とても助かります。 施工当時にこのようなサイトを見ておけばよかったと悔やまれます。 今までの相談事例なども多く掲載されているので、勉強になります。 |
| アドバイザー | |
| 米村 和夫 | コロニアル瓦は釘で屋根の下地に打ち付けて止め、さらにその上に次のコロニアル瓦を重ねて葺いていきます。よって仕上がった状態では穴も釘も見えません。 問題の写真は多分ミスで開けてしまったのをパテのようなもので止めたものと思われます。 雪止めの金物の近くにあるので雪止め金物の施工時に開けてしまったのかもしれません。 明らかにミスであり施工者は取り替えるべきでしたが、それを怠ったのでしょう。 1枚のみの瓦の交換は(簡単に)できますので交換してもらうべきと思います。 ただし10年以上経っていることなので保証の対象になるかが次の課題になるかもしれないですが。 |
| コメンテーター | |
| 長谷川 明弘 | とりあえず、15年経って雨漏りをしていないのが幸いです。 ですので、予防も兼ねて、この際修理する事をお薦めします。 解説員も言ってる通り、コロニアル瓦は、1枚のみの交換が簡単に出来ますし、コストもそんなにかからないと思いますので、速やかに交換してもらうのが賢明ではないでしょうか? |
| 事務局から | |
| 古賀 保彦 | 問題の釘穴は施工時に間違って打ったものか、屋根材に浮きがあって、良かれと思って打ったのかもしれません。 新築時、カラーベストは水下の方から張り上げていきますので、釘部分には次の材料がかぶさって見えなくなります。逆に言えば、水上の材料を外さないと、釘が見えないということですから、既存釘穴の補修も含めた丁寧な仕事をするためには、塗装会社さんが言われるように順々に材料を剥がしていく必要があります。 小屋裏の状況は確認されましたか? 現状で釘部分から漏水して周りの木材に腐食等がなければ、一般的な保証期間を過ぎていますので、新築時の施工会社に上記の処置を求めるのは酷かもしれません。 材料の隙間から道具を差し込んで釘を抜き、新たな材料をシーリング接着で差し込むような1枚だけ取り替える方法では、抜けた釘孔の補修が難しい様に思えます。また、接着用のシーリングによって、屋根材と防水シート間を流れるかもしれない雨水が溜まってしまい、釘穴に到達してしまう懸念もあります。 釘頭周辺に屋根材料と同色系の塗布防水を掛ける方法で上からの止水は防げるのではないかと思います。そうすると、防水シートの釘穴は他の隠れた釘と同じような条件になりますので、その部分が弱点となることもないでしょう。 釘廻りのシーリングのみでは耐用年数が期待できないので、塗膜防水でなければ当初の施工会社が言われるように、パッキンで押さえ込む方法でも良いかもしれません。 |
| 相談者お礼状 | |
| 相談者お礼状 | |
| その後 | 解説委員の皆様、見解をいただきありがとうございました。 施工業者との話し合いの結果、無償で関連する部分を全て剥がして新品のカラーベストに交換していただける事になりました。 屋根裏も確認していただき、雨漏れはありませんでした。 自分も施工業者がここまでしてくれるとは思ってもなかったのでびっくりしております。 解説委員の皆様の見解も非常に参考になりました。 どうもありがとうございました。 |
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