本文へスキップ

建築よろず相談

TEL. 090-5548-7520

〒181-0001 東京都三鷹市井の頭3丁目12番11号

よろずWEB相談HEADLINE

No. 1176 某ハウスメーカーの値引きキャンペーンに当選したが・・・

 相談概要 [氏名] MT
[相談建物予定地] 愛知県岡崎市
[職業] 主婦
[年齢] 34
[女性] on
[構造] −
[引渡し年月日] 西暦    年  月  日
[公庫は使わない] on
[何階建て] 2
[延べ面積m2]
[延べ面積坪] 51
[工事請負金額] 2857
[設計監理料] 10
[様態] 注文建築
[施工者] 大手ハウスメーカー
[設計者を選んだのは] 自分では選んでいない。
[監理者を選んだのは] 自分で選んでいない。
[確認申請書は本来建築主が出すと説明を?] 受けていない。
[18確認申請の為の委任しましたか?] してない。
[確認申請書お持ちですか?] -
[検査済証は有りますか?] −
[設計図面は何枚もらいましたか?]
[工事着工まで設計の打ち合わせは何回しましたか?]
[施工者名]  T
[販売会社名] T
[設計者名] 上に同じ
[監理者名] 上に同じ
 相談内容 [家づくりの相談内容]
はじめまして。今回ご相談したいことは以下の通りです。

●以前応募した某ハウスメーカーの400万値引きキャンペーンに当選した(愛知県のキャンペーンで当選者は12名)が始めて説明を受けるために担当者にあったが契約までの考慮期間が半月しかなく3週間後には契約してほしいといわれている。

メーカー自体を疑ってかかるわけではないが、まだ一回しか担当者に会っておらず、所有している土地の測量と資金計画書と先方がプランの一案として持ってきた平面図一枚、立面図一枚、自社のパンフレットと建材を選べるカタログしかもらっていない。
こちらから17日までにどのようにアクションをおこしていけばいいのか。契約を急がされていることにも違和感を覚えるのですが・・・。漠然とした疑問ですみません。

●所有している土地はもともと畑ですのであまり心配はしていませんが、5年前に近所の畑の赤土を1m盛土しています。きちんと地盤調査してもらってから契約したほうがいいでしょうか?ちなみに担当者からもらったプランの金額の中にはある程度やわらかい土でも対応できるよう布基礎の下に砕石を50cm〜1mまでガチガチに固めて補強するという「基礎補強工事費80万」という費用が含まれています。
  またはメーカーの他にも第3者機関に地盤調査を有料で依頼するべきでしょうか?

●鉄骨ラーメン構造・ユニット工法で工期は2ヶ月ほどの予定だそうです。すべて作りこんでからもってくるので工務店などの場合と比較しても建築現場に通って工事をチェックしたり写真をとったりできません。自分の製品を作ってくれている現場(工場)に通うというのは常識として可能でしょうか?
またチェックが不可能な場合の対応策として住宅評価制度などを利用すべきでしょうか?
 yorozuの感想 本日はじめて拝見いたしました。ハウスメーカーの誹謗中傷がおおく、どの情報を信じればいいのか判らなくなっておりましたところ当サイトにいきつきました。
このようなHPで本当に沢山の事例を拝見すると非常に勉強になります。

また、無償で相談にのってくださっているのに非常に丁寧で納得のいく回答をしておられるので驚いております。勝手ながら。。。これからもHPの存続を是非お願いいたします!
アドバイザー 
堀住 勝雄 解説員の堀住です。

色々なメーカーが行っているキャンペーンは土地を持っていて確実に家を建てる意志のある「ひやかしでない」お客様を囲い込む為に行われます。また、売り上げ競争もあるでしょうから今期に計上出来るよう期限を切って行われることになるでしょう。従って余裕のある打合せや検討の期間は無いことが一般的かと思われます。

メーカーを通して地盤調査を依頼するとともにそれに合った基礎の設計が必要となります。現場で行われる地盤改良や基礎工事を除いて上物の品質管理は信用しても良いのではないでしょうか。プラン等については完全に自由な設計は望めないかもしれませんが、容認できるのであれば提示の案を受け入れることで早く安く完成できます。
しかし明細な見積内容や細かい注文には応じきれないことが多いのではないかと思います。じっくりと細かな打合せや検討をお望みでしたら建築設計事務所しか対応はできません。リンクされている各設計事務所のページの一読をお願いします。
久米 能子 解説員の久米です。

 敷地の地盤調査は行うべきです。どんな土地でも、するべきであると私は思います。
 以前から畑、ということですが、その下のもともとの地盤はどうなのでしょうか。
そのもともとの地盤が支持地盤となると思います。調査によって、メーカーのいうやり方でよいかどうか、別の方法とするべきかどうかを(調査会社ではなく)建築の設計側で判断せねばなりません。

 また、鉄骨の工場を「見学」したいといわれるのならばできるかもしれませんが、ご自信でチェックというのは無理でしょう。鉄骨の工場での検査は、部材の大きさに間違いが無いかどうか、及び、溶接がきちんとなされているかどうか、を目視し、重要な部分は、超音波探傷検査(目視できない溶接部分の奥までしっかり溶接がなされているかどうかを調べる検査)を第3者機関に依頼して行うものだからです。(鉄骨造は溶接部分が命と言ってもよく、かつての阪神大震災での鉄骨の建物の倒壊は、殆どがその溶接部から破壊されていたという報告を聞いています。)
 
けれども、今回の場合は、そのハウスメーカーの標準部材を常に工場で品質を管理して構造を製作しているということなのでしょうから、その説明など聞かれて、信頼できると思われれば契約されればよいでしょう。
 性能評価制度は住まいに対して明確に性能のグレードを求められているならば、利用されると良いでしょう。
 
 それよりも、堀住解説委員も言われているように、プランにMTさんが納得されるかどうかです。
契約してしまってからではそう簡単に解約はできません。お話の内容を伺うと、住宅建築についてよく勉強されており、また、建物の安全性についてもできるかぎりご自身でチェックしたいとお考えのようにお見受けいたしました。当然、プランについても色々とご自身のご意見があるでしょう。それをそこで実現できるかどうか、そのことと、値引き金額のどちらを重要視されるか、それによって400万円という金額が大きいと感じられるか小さいと思われるかが変わり、契約するか否かの判断は分かれることでしょう。
 コメンテーター 
古賀 保彦 コメンテーターの古賀です。

 契約後にこんなはずでは無かった、という相談も多いのですが、原因の大半は設計・工事内容が確定しない段階での契約だからです。
解説のように、今の段階で提案図面2枚とパンフレット、メーカーの建材カタログにご納得されていますか?全て標準仕様で構わないのでしたらそれで良いのですが、メーカーの規格プランや仕様を変更すると普通は工事金額が上がります。また、地盤調査を行った上で対策方法を検討するというのが当たり前の流れかと思いますが、土質や杭の深さによって工事費用も変わってきます。

 現在、何が確定していて何が確定していないのか、言い換えれば工事費に入っている物とそうでない物を明らかにして、自分が思っているような仕様にするにはどれ位の費用が必要になるのか・・、
概算でもそれを把握しておかないと値引額が納得できるかどうかの判断もつかないのではないかと思います。

 ハウスメーカーの場合は、先に工事契約をしてから中身を詰めていくという流れをとる会社が多いと思います。実際、中身を詰めていくには先方も労力を掛けていかないといけませんので、それを経て全体の工事費が決まった段階で、お客様がやっぱりやめます、というのではただ働きになってしまうからです。
そこで、初めは仮契約の形をとって、途中でやめる場合は設計業務や敷地調査・官庁手続き業務等の労力を精算する、という方法を採用している会社もありますので、その方法が可能かどうかもお聞きになってみて下さい。

 プレファブで工場製作がメインになるものは、設計内容と工場での品質管理が大切です。見学位はさせてくれるのかもしれませんが。社外の方が工場で技術的なチェックをするのはまず無理かと思います。車のような工場生産品と同じようなものと考えればさもあらんとご理解されるのではないかと思います。
ただ、基礎や組立・仕上げ等、現場生産の部分もあるでしょうから、その当たりはしっかりチェックされてはいかがでしょうか。
契約のタイミングが難しいと思いますが、あせらずに落ち着いて良くご検討なさって下さい。
 事務局から 
  荻原 幸雄  ハウスメーカーの値引きキャンペーンキャンペーンは主に、決算前の売り上げ確保。
バージョンUPによる在庫調整。はずれた方のデーター確保による、別な仕様の営業攻勢の為の材料とする。などの理由で行われますが、メイリットは端然、価格が安いことにあります。
その分、短期勝負の戦略になりますので、じっくり構えて家づくりとなると、この抽選を辞退することしかありません。吉野家ではないですが、早い安いということになります。
じっくり、安くが誰もが願うことです。しかし、それは、そう簡単には叶いません。

家は値段だけで決めるものではありません。例えば高級バックの抽選に当たったとしましょう。
でも、それはすきでも嫌いでもない形。それを購入した。しかし、本当に使うでしょうか?
本当に好きでないと、持ち出さないものです。そうすると、安いという意味が見当たらなくなります。
バックは失敗しても誰かに差し上げれば喜ばれます。しかし、家は上げられるものではありません。
家は半恒久的な存在なのです。

家は自分に合った家づくりが一番です。
よく考えて、我が家を手に入れてください。
相談者お礼状 
 相談者お礼状
 その後  
目次に戻る

バナースペース

建築よろず相談

〒181-0001
東京都三鷹市井の頭3丁目12番11号

TEL 090-5548-7520