| 相談概要 | [氏名] K.F. [相談内容] 注文住宅の瑕疵 [相談建物所在地] 静岡県御殿場市 [職業] 会社員 [年齢] 37 [男性] on [構造] 木造(その他) [引渡し年月日] 西暦 2006年7月22日 [公庫は使わない] on [性能保証は使っていない] on [何階建て] 2 [延べ面積m2] [延べ面積坪] 53 [工事請負金額] 4000 [設計監理料] 0 [様態] 注文建築 [施工者] 大手ハウスメーカー [設計者を選んだのは] 自分では選んでいない。 [監理者を選んだのは] 自分で選んでいない。 [確認申請書は本来建築主が出すと説明を?] 受けていない。 [18確認申請の為の委任しましたか?] 覚えていない。 [確認申請書お持ちですか?] 有る。 [検査済証は有りますか?] どういうものか知らない。 [設計図面は何枚もらいましたか?] 62 [工事着工まで設計の打ち合わせは何回しましたか?] 20 [施工者名] S [販売会社名] S [設計者名] O [監理者名] K |
| 相談内容 | [現象] Sで新築を立て、引渡しが7/22でした。引渡し日に床下にもぐってみるとベタ基礎コンクリの5割位が濡れており、4割位は水たまり、1割が乾いているような状態でした。床下の天井の発砲系断熱材にはしずくがたまっていました。 床下の木材にはカビのような黒い汚れがあります。 1階南側に和室があり、畳がカビている。 [業者の見解] 引渡しは先延ばしにしてもらい、床下を乾かす作業してくれる約束をしました。Sの説明によると梅雨時期はどうしても床下が結露して水たまりができてしまうとのことです。 床を張る前に床下の水分はすべて除去したので、今溜まっている水は結露による水と言っている。 Sの現場管理者に床下の木材を見てもらいましたが、黒い汚れはカビではないと言っている。 畳のカビは引き渡し前に数日、窓を締切りにしていたのでカビが生えたと思う。畳は取り替えてもらうことになった。 [相談内容] 建築地は湿気の多い地域ですが、梅雨時期に床下に水たまりができるほど結露するのでしょうか。 ![]() ![]() ![]() |
| yorozuの感想 | 見やすいHPではありませんが丁寧に対応してくれそうな印象が伝わってきます。 |
| アドバイザー | |
| 清水 煬二 | 解説員の清水です。 この7月に入居していない新築の引渡し時に床下が結露して、基礎の大半が濡れていたということでしょうか?梅雨時ですから、室内の畳にカビが生えていることはあります。 今回の状況で、基礎に水が溜まるほどの結露が起るとは、驚きです。 特殊な地理や気候条件があるのかもしれません。 床下は換気が良く風通しが良いはずです。天井裏も通気がなされているので、外壁内と異なり、木造2階建てでは、地下室以外では、換気が正しくなされていれば、それほどまでの結露の心配は無いのが普通です。 一般的には入居前にこれほどの温度差があるとは考えにくいのですが、高原などで朝方に冷え込みが激しく、逆に室内側が結露するというなら考えられます。 写真からの想像と私見では、床を張る前に基礎の上の乾燥を確認しているのであれば、工事中に雨が入り込んだか漏水、地盤からの水の浸入のいずれかがあったのではないかとも考えられます。そこに溜まってしまった水溜りが蒸発して、100%の飽和状態の湿った空気となり、床下に触れたため床下が結露して濡れ、しずくになったているというならわかります。 次に、たまたま現場を拝見することができましたので、その上でのコメントです。 温湿度計でのいくつかのポイントでの測定や、コンクリートの表面温度測定、床下の換気量、近接する地理的な条件、地理的な気象条件、近隣の方のコメントなどから、結露してもおかしくない状況だとわかりました。 その他の漏水や雨水、地下水の進入の可能性も確認はできていないので、否定はできませんが、少なくとも結露する条件はそろっていました。 しかし、基礎の上の水溜りが本当に結露で発生したもので、その地域では当たり前のように起こっているのであれば、業者は対策を考えるべきだと思います。一度乾かしても、梅雨が続く限り、毎年同じことになります。床下の木材含水率が常時20%を越えた状態に保たれてしまっていては、今の時期なら、やがてカビが発生してくる可能性もあります。 最初からわかっているのであれば、他の解説者のように、機械換気や床下を室内とみなす方法など、いくつか手は考えられるでしょう。 床下があれだけ結露しても問題ないと業者が主張するのであれば、一度乾燥させてもらい経過を良くご覧になり、来年の梅雨時はもちろん、それまでも時々忘れず確認して下さい。 |
| 津村 泰夫 | 津村です この問題は、状況を正確に把握する必要がありますが、基礎が地中温度に近く冷たい状態。すなわち井戸水に近い温度であり、そこへ暖かく湿った空気が流れるとどうしても結露を引き起こします。私の住む大阪近郊でもこのような相談が相次ぎ、訪れてみると結露であると判断出来ます。対策が無く頭を痛めているのが実情です。 基礎の外側で断熱をおこない、基礎内側表面は内部空間とし、エアコンなどで除湿するのが良いのではと考えます。 マンションの相談で、斜面地で地下の自転車置き場や、地下基礎に面した通路などで結露水が溜まる現象が見られます。接するコンクリートが地中温度約14度くらいでしょうか、外気が30度くらいで湿度が高いと避けようがありません。 写真を見ましたが、水はかなり多量のようですね。 他に漏水を疑っても良いと思います。 良くあるのは、浴室から漏水し、基礎立ち上がり打ち継ぎ部から漏れだし、他のエリヤに浸水することが良くあります。徹底的に水を除去すればどこから漏れてくるかわかると思います。写真を見る限り換気口が見あたりませんが、換気は十分なのでしょうか。 敷地の地形は山裾から平野部に出た付近ですから、結露よりも何らかの湧水も考えられます。 文面と写真だけでは判断がつかない場合が多く、多面的に調査をする必要があるでしょう。 |
| 善養寺 幸子 | 善養寺です。 本当に夏結露であり、梅雨時期など乾燥の方法がないようであれば、機械的な解決ですが、床下にダイキンのルームドライヤーと言う、水分を換気して放出する水を貯めないタイプの乾燥機の設置をお奨めします。価格は4万円程度です。1台で大丈夫だと思います。床下換気があり、外部の空気が流入し、イタチごっこのところもあるかも知れませんが、無いよりはましになると思います。 |
| コメンテーター | |
| 木津田 秀雄 | コメンテーターの木津田です。 写真を見る限り相当の量の水ですね。もし夏型の結露とすると、外気からの水蒸気の供給は無限にあることになりますから、今後も心配です。 少なくとも、温湿度計による定期観測を行うなどの処置が必要と思われます。 また床下の換気が不十分になっている可能性もありますので、十分な換気が確保されているかなどの確認もしてください。 |
| 事務局から | |
| 荻原 幸雄 | 原因はいろいろ考えられますので、順番に確認する必要があります。 1)もともと施工時の雨水(施工が確認したといっていたようですから、この可能性は少ないですね) 2)排水管からの漏水(汚水だと臭いますから、風呂、洗面など)の可能性 3)雨水の壁伝達からの浸入(屋根、壁、バルコニーなどから) 4)基礎コンクリート打ち次ぎ部からの雨水浸入 5)基礎立ち上がり部上部の隙間からの雨水浸入 6)基礎内部結露 7)給水給湯管の漏水 などがあります。 手立てとしては先ず、基礎内部を乾かし、監視する。その出どこがわかると思います。 次にその原因を調査し、そして、その対策を講じる必要があります。 原因により、その時点での対策で直る場合と継続的な監視が必要な場合があります。 内部結露の場合は根本的な対策を講じないと、来年も同じ現象になることが考えられますので慎重な対応が必要です。 |
| 相談者お礼状 | |
| 相談者お礼状 | この度は当方の相談に対するご回答大変ありがとうございます。 まず、ご回答いただいた文中にあるご質問への返答をいたします。 >この7月に入居していない新築の引渡し時に床下が結露して、基礎の大半が濡れてい >たということでしょうか?梅雨時ですから、室内の畳にカビが生えている >ことはあります。 基礎の9割程度が湿っていました。その内4割くらいは水たまりの状態です。 相談時に送りました水たまりの写真は一番たまっている場所で、西面の部屋で、その部屋の南側は和室、北側は風呂洗面となっており、床下の通気は悪そうです。 >写真を見る限り換気口が見あたりませんが、換気は十分なのでしょうか。 床下換気は基礎パッキン工法というものようです。基礎のコンクリートと土台木材の 間に黒い樹脂板がはさんであります。Sの説明によると通気は十分とのことです。 現状のご説明をいたします。 Sから床下調査の報告を口頭にて受け、原因としては @基礎コンクリートの水分、 A梅雨時の湿気 が重なったこと、との報告を受けました。 基礎コンクリートの水分が1〜2年は抜けないので、コンクリートが冷め易く、結露の被害を拡大させたとの説明です。 7/27〜7/31の間、扇風機を2ヶ所(床下点検口、畳下の床パネルを剥ぐ)にて一時的には乾燥したのですが、8/17時点で基礎が再び濡れていました。一番水がたまっていた場所が、水が目視で確認できる度に水が浮いていました。 この状況はSも確認しており、対策としては、床下断熱材を床下側よりはがし、アルコールでカビを死滅させ、再び断熱材を施工し、その後、床下に除湿材の袋を入れると言っています。 カビの発生原因はSの監理不足であるとSが認めています。 また、静岡県静岡市の建築事務所へ床下検査(有料5万円)を8/12に実施していただき、調査結果を頂きました。結果は雨水の浸入、給配水管の壊れ、基礎の施工ミス等は認められず、おおむね結露で間違いないということです。 湿気が多い地理条件と西側に田んぼがあることで、西側の空気が湿り気が多いことが要因ではないかとの見解です。「工事監理報告書(施主向きの詳細のもの)」と「床下の水についてSとしての見解書」を文書でSから頂くようにこの建築事務所の方よりアドバイスを頂きまして、施主よりSに上記2点を要求しました。Sからの回答はまだです。 床下の水とは別件で、 内装施工を中心に不具合が50ヶ所ほどあり、その大半がSの社内基準を満たしていない状況です。要因は大工さんの雑な作業で、原因はSの監理不足であるとSも認めています。修正方法を聞くと、新築とは思えない見栄えと品質になりそうな状況です。 頭に来たので、施主からSへ更地にしてくれと要求をしましたが、却下されました。 建築費は満額支払わなければならないのかと聞くと契約どおりの支払いをしてもらうとの回答です。 契約を破棄して更地に戻した場合、いくらかかるのか現在、見積もりを出すようにSに要求してあります。 現在、施主とSはもめています。客観的に見るとSは誠意ある対応をしていると思います。が、施主は納得していません。納得できる家ができるまでがんばるつもりです。 床下の状況についてはまた連絡いたします。 ありがとうございました。 |
| その後 | |
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