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建築よろず相談

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No. 0992 浅基礎と深基礎のつなぎ部に亀裂発生したが?

 相談概要 [氏名] S.M
[相談内容] 建売住宅の瑕疵
[居住住所] 神奈川県横浜市
[相談建物所在地] 神奈川県横浜市
[職業] 会社員
[年齢] 48
[男性] on
[構造] 木造(在来工法)
[引渡し年月日] 西暦 1993年 12月 23 日
[公庫使用] on
[性能保証は使っていない] on
[何階建て] 2
[延べ面積m2] 110
[延べ面積坪] 33
[工事請負金額] 7400
[設計監理料] 0
[様態] 建売り住宅
[施工者] 中堅ハウスメーカー;S×L等
[設計者を選んだのは] −
[監理者を選んだのは] −
[確認申請書は本来建築主が出すと説明を?] 受けていない。
[18確認申請の為の委任しましたか?] してない。
[確認申請書お持ちですか?] 有る。
[検査済証は有りますか?] 有る。
[設計図面は何枚もらいましたか?] 10
[工事着工まで設計の打ち合わせは何回しましたか?] 0
[施工者名]
[販売会社名] H工務店
[設計者名] I
[監理者名]
 相談内容 [現象]
12年前に建売で買った2階建て住宅の浅基礎と深基礎のつなぎ部の隅に亀裂発生

[業者の見解]
地震等で水平力が加わったときに亀裂が発生したものと考える。このような構造は当社の一般的な構造で強度上問題は無い。梁で持たせている構造。エポキシ樹脂で充填し補修する。

[相談内容]
12年前では、このような構造は一般的なのでしょうか?これを補強する方法を教えてください。又、亀裂発生は購入後1.5年で気が付きその時点で原因特定を依頼している(この時の回答は収縮クラック)、保証期間10年を超えているが、瑕疵請求は可能なのでしょうか?

深さの違う基礎をつないでいる状態


亀裂部の掘削調査

 yorozuの感想 しろうとでは中々わからないことが多いので本HPは大変な助けになります。
アドバイザー 
大内 彰 解説員の大内です。

構造的な解説のみします。S.Mさんが検討されている方法は残念ながら誤っています。応力度も破断強度をかなり上回っていますが、それに関しては安心してください。築10年で新たに亀裂が入ったのだとすれば乾燥収縮というのは考えられません。地震によるクラックの可能性もあります。建物の重さが大きくなったことによる地盤の変形によるクラック、または地盤の動きなどによるクラックなども可能性があります。このクラックのみでは原因が推測できません。建物全体や建物周辺の現況を確認できる第3者の建築士に調査依頼されることを進めます。
山口 雅克 解説員の山口です。 

図示のような基礎の形状であれば現状の位置にクラックが発生する可能性が高いことは容易に想像できます。深さが違う設計と言うことは一般的な基礎とは言い難いのですが、なぜそのような設計にしたのか理由があるはずです。 このクラックは浅い方と深い方で微妙に沈下量が違うから発生したものです。収縮クラックではないと思われます。 10年以上前の瑕疵ですが発生時に指摘をしているのですから瑕疵の請求はできると思います。近年中に基礎の沈下などが進行していなければエポキシ樹脂充填でよいと考えられますので、第三者の専門家の調査をお薦めします。
清水 煬二  解説員の清水です。

図では、基礎のベースが一部無いように見えますが、実際もないのでしょうか?
クラック自体は、エポキシ樹脂を正しく注入できれば回復できますので、この対応で心配はありませんが、原因が確定していなければこれで解決になるかどうかはわかりません。もし、これで終わりにするのであれば、今回の原因とその根拠、今後の対応や保証について書面でもらっておくべきです。

12年前の建売ですと地盤調査を行っていないこともあります。本来はそのデータ−と合わせてクラックの原因を考えるべきだと思います。基礎の補強方法については、ひとつではなくいくつか方法があります。比較的簡単な方法では、炭素繊維を樹脂で固めて基礎の補強とする方法などもあります。

瑕疵請求については、構造体に関して10年と法律で義務付けられる以前の話ですから、保証関係がどのようになっているのか売買契約書でも確認してください。しかし、一番肝心なのは保証期間よりも業者の誠意や対応姿勢で決まるということです。希望や言い分はハッキリ伝えて交渉してみてください。 
 コメンテーター 
星 裕之 総じて補強方法としてはエポキシ充填でよいとの回答となっています。現在の状態はそれぞれを底版の高さが違う独立基礎としてモデル化できるでしょう。沈下量の違いによりクラックは発生しましたが、近年進行していないこと、現在の床の傾きが許容範囲内であれば、ここで沈下は終了し安定した地盤となるかと思います。どちらにしても建物に大きな影響はなさそうですね。
 事務局から 
  荻原 幸雄 設計そのものは少し安易だったと思われます。
この場合は地盤の地質や耐力、敷地周りの状況から判断すべきなのですが、それにしても繋ぎの梁という感じで、少しでも深基礎が沈下したならば大きな応力が負担されることは容易に判断できます。

沈下が進行中か?停止しているか?により補強方法も違います。
後者であればエポキシ樹脂注入で十分と思われますが、この判断は期間をかけた詳細な調査が必要と思われます。

この時点での収縮クラックということはありません。
以前よりこの亀裂を申告しているのですから、保証期間を超えても瑕疵保証はこの部分は継続することになると思われます。
相談者お礼状 
 相談者お礼状
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