| 相談概要 | [氏名] H.M. [居住住所] 埼玉県越谷市 [相談建物予定地] 埼玉県越谷市 [職業] システムエンジニア [年齢] 31 [男性] on [構造] − |
| 相談内容 | [家づくりの相談内容] 一戸建てを立てようと考えており(予算は3000万円程度)、現在は展示場を廻り、自分の家のイメージを固めております。中には気に入った業者もあり、ラフな見積を貰ったのですが、それを見て感じたのは「これって適正価格なの」かという疑問です。そこで質問ですが、私は後悔なく良い家を建てるため費用および設計などについて第三者のアドバイスを仰ぎたいと考えているのですが、どのような方にお願いするのが良いのでしょうか。またアドバイスにかかる費用はどれくらいかかるものなのでしょうか。ご回答をお待ちしております、よろしくお願いします。 |
| yorozuの感想 | 私は家を建てることについて素人なので、質問にあるようなことをどこに聞いてよいのやらと考えておりました。その私にとってこちらのHPはありがたいサイトです。大金はたいて建てるんだから自分もしっかり勉強する必要があると思うのですが、相手(業者)はプロですし中にはあくどいことをする輩も居ます。そういう意味でこちらのHPのような第三者の存在はかけがえのないものであると思います。 |
| アドバイザー | |
| 堀住 勝雄 | 解説員の堀住です。 ラフなプランによるラフな見積が適正であるか−−誰にも解りません。家は完成品が工場から送られてくる訳ではありません、今後どんな職人がどれくらい手間を掛けて作るのか、現地の状況も2つと同じ場所はありません。モデルハウスをご覧になってその仕様での見積ならばその家の売値でしょうから第三者がどうこう言えるものではありません。 第三者のアドバイスをほしい、とのことですがハウスメーカーで建築することが決まっていてそれに対しての監理アドバイスをしてくれるところをお探しなのでしょうか。依頼されるなら独立した設計事務所でしょうが、住宅会社がそれを受け入れるかどうか、仕様、工法などを公開するのか、など大変難しさを含んでいます。当HPのFAQや過去の相談、リンクされている設計事務所のページをご一読下さい。ハウスメーカーだけでなく設計事務所による設計監理も選択肢に加えて下さい。適正な見積、適正な施工が望めます。 |
| 長谷川 明弘 | 解説員の長谷川です。 まず、ハウスメーカーで見積もりをとると、メーカーによって仕様が違うので比較検討ができません。適正かどうかは素人にはなかなか判断がつきませんね。単にモノの価格だけでなく、それにまつわる作業費や準備費用などの目に見えないものもついてきますから。 第三者のアドバイスとなると専業の設計事務所や、フリーの建築士のような方に依頼することになりそうなんですが、建設依頼したハウスメーカーが第三者の立場のアドバイザーを入れることを受け入れてくれるかどうかは場合によって違います。 実際アドバイスだけで、家が良くなるか、適正に施工されているか突き詰めて見ることは難しいことです。アドバイスする人が毎日現場に行ける訳でもないし、設計図面などもハウスメーカーの方のモノなので、全てを把握出来ないはずです。 もしまだ依頼先を決めていないのであれば、ぜひ設計事務所に依頼することも選択肢に入れてみてください。ちゃんとした設計監理があるからこそ、適正な工事が可能だと言うことも、それが絶対とは言いませんが、良いもの出来る確率は上がると思っています。 良い家づくりができるよう、しっかり頑張って色んな可能性をご検討ください。 |
| コメンテーター | |
| 善養寺 幸子 | 適正価格というのは、難しいですね。建物は同じ大きさ、同じ仕様であっても、その敷地の条件、近隣環境によっても違うでしょう。道路が狭ければ、警備費を余計に見ておく必要もあるでしょうし、材料の仮置きスペースが無ければ、小搬入と言って、少ない量をこまめに運ぶ方法を取るでしょう。そうなると大型車一台より、小型車数台の方が費用はかかるでしょう。家の前に電線が張り巡らされていれば、重機で組み上げが出来なければ、手作業となり高くなるでしょう。メーカーによっては営業経費、広告費も違います。町場の家族経営の工務店よりは、割高になることもあるでしょう。 それに業者によっては、現場の管理者や客の対応のアドバイザーをどう入れるかによっても、そのサービス費が価格に反映されるのではありませんか。 ですから、それぞれの業者でどう考えるかによって違います。ラフの段階では、どこまでが反映されての価格なのかプロでも読み切れないのではないでしょうか。 多くの施主の方が、適正価格と称して最低価格を求めていたりします。噂では坪単価いくらと聞いたとか。建築は、仕上げが同じなら同じに見えても、基礎や雑柱の量や寸法、手間の掛けさせ方と言う中身の違いによって、大きく価格が違います。 今後のどこまで注文を含むのか、詳細の納まりはどうなるのか、ラフの段階では、適正価格は何を持って判断すれば良いのかよく解りません。 ただ、言えることは現在の建築費は近年の歴史的に見ても質と価格の評価で言えば、安いです。建材も下がりましたし、工賃など可哀想なくらいです。元請けの利益も薄利で何買った場合に対応できないと言うのが、このところの現実です。馬鹿儲け出来ている建築業界関係者はいないでしょう。そう思えば、微々たる価格の違いはあっても、それが騙されたに値する価格には思えません。 価格に執着しすぎて、結果として欠陥を招いている事も多々あるように感じます。 価格を損なわない技量で施工される事に重点を置くべきではないでしょうか? それ次第で、適正な価格であったか、不当な価格であったか、大きく変わってしいます。ある意味、建築は安ければ安い成りです。完全なる手作りですから。 |
| 事務局から | |
| 荻原 幸雄 | ハウスメーカーの適正価格とは何か? ということですが、適正価格はどのように判断するか? 例えば、設計事務所の場合は詳細な図面を作製し、この図面により複数の施工会社に見積りを依頼します。(これを合見積りといいます。)この見積りは明細がついていますのでそれを比較することにより、適正な価格が見えてきます。 ハウスメーカーの場合、メーカーの仕様が違うので比べることに意味は成しえません。 また、一社の見積りの適正価格は比べるものがないので適性価格か否かの判断はできないのです。 第三者の建築士の見積りのアドバイスについて ハウスメーカーの見積りは本体についてはほとんどが一式です。オプションのみ明細がついてきます。また、これを見て適正か?といっても、「これで購入するか、しないか?」をハウスメーカーは聞いているのですから、「これが高い」と言っても「ならば他へどうぞ、私どもの付加価値は違うところにありますから?」という流れになるだけだと思います。 第三者の設計のアドバイスについて これは認定工法の場合も多く、第三者が立ち入ることはできません。また、詳細の図面は社外秘を理由に提出しません。また、設計のコストコントロールも本体明細見積りは提出しませんから、これもできません。 第三者の監理について ハウスメーカーは第三者の監理は受け入れません。営業はいいですよ。なんて平気で返事しますが、この監理の意味を理解している営業マンは少ないです。 監理とは確認申請の書類に監理者として記名捺印することになっております。 法的に監理者が必要です。ハウスメーカーはこれらは部長クラスの社員が多いようですが、これを第三者に変更することは拒絶します。何故ならば監理者の地位は現場の最高指揮官に当たり、この指示に従わないといけないからです。 この場合、先に記載した通り、詳細な図面提出しなければならなくなる。本体の詳細な見積り提出が必要になる可能性があるからです。 営業マンは「単なる第三者の建築士の現場視察はいいです。」という意味でとらえているに過ぎないのです。 ですからハウスメーカーのアドバイスは意味を持たないということになります。 ハウスメーカーを選択する場合、設計事務所に依頼する場合はそれぞれに必ずメリットデメリットが存在します。 それを少なくとも理解し家造りに邁進してください。 |
| 相談者お礼状 | |
| 相談者お礼状 | |
| その後 | |
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