相談概要 | [氏名] S.K. [相談内容] リフォームの瑕疵 [居住住所] 千葉県松戸市松戸 [相談建物所在地] 千葉県松戸市松戸 [職業] 主婦 [年齢] 33 [女性] on [構造] 木造(在来工法) [引渡し年月日] 西暦 2004年 4 月 15 日 [公庫使用] on [何階建て] 2 [延べ面積m2] [延べ面積坪] 30.25 [工事請負金額] 492000 [設計監理料] 0 [様態] 建売り住宅 [施工者] 地場大手ハウスメーカー;地域的な大手産業 [設計者を選んだのは] − [監理者を選んだのは] − [確認申請書は本来建築主が出すと説明を?] - [18確認申請の為の委任しましたか?] - [確認申請書お持ちですか?] 無い。 [検査済証は有りますか?] 無い。 [設計図面は何枚もらいましたか?] [工事着工まで設計の打ち合わせは何回しましたか?] 1 [施工者名] 住宅品質保証? [販売会社名] H住宅 [設計者名] [監理者名] |
相談内容 | [現象] はじめまして。 ご相談したいのは建物の、欠陥ではありません。それでもよろしいでしょうか・・・。 平成13年に建売の住宅を購入しました。その後、その建物を施工販売した業者に依頼して、外構工事をしてもらいました。そのことについてです。 工事は金銭的な事情から2回に分けて頼みました。1回目は平成15年5月2回目は平成16年4月です。1度目の工事と、2度目の工事では、担当者が違いました。 1度目の担当者が退社されたからです。1度目の工事のとき、その後必ず2回目の工事をお願いするので、そのことを考えて工事をしてくださるように頼みました。 工事内容は1回目が玄関から、裏庭までの建物脇の通路をレンガ敷きにしてもらうもの2回目は、その裏庭もレンガ敷きにしてもらうものでした。 敷地は敷地延長で、南道路。南側には隣家があります。西側に裏庭があってその向こうにも別の隣家があります。裏庭は、2件の隣家に囲まれた形であります。 レンガを敷くことに決めたとき、排水のことなどもあるので、家を建築してくれた業者に頼むことにしたのです。 1度目の工事のとき、通路の中央を一番高く取って、裏庭の方と、玄関の方両方に水が流れるようにしました。これは、そのときの担当者の方が、こうしたほうがよいからと説明してくれたからです。 2回目裏庭の工事の時には、はじめから、なかなか打ち合わせにも来てくれず、説明も不足していて工事に入ってから、私の要望が職人さんに届いていないことがわかったくらいでした。別の業者に頼もうかとも思いましたが、レンガが最初の通路のレンガと変わってしまったりするのも嫌だったので、そのまま、工事は続きました。職人サン達は丁寧に仕事をしてくださり、見栄え的には納得いくものになりました。 ところが、昨年は台風がたくさんきました。その折裏庭に大量の雨水がたまってしまったのです。その量は深いところで20センチ近いです。通路のほうも一番高い真中までは水が続いています。 結局、排水マスをホームセンターで、購入してきて、自分達で埋めました。 その後は、台風が来ていないのでこれで対応できているのかはわかりません。 昨年は台風などで3回くらいその状態になりました。 [業者の見解] 担当者に電話をすると 「それはしょうがないですね」 「マスを埋めるための、穴を掘る道具をかしてあげるので、ご自分達でやってください」とのことでした、私達は仕方がないのかなと思い待っていましたが、その後その道具を持ってくることもなく、 もちろん連絡もありません。 [相談内容] これが、果たして欠陥工事と言えるものなのか、わかりません。 ただ、こういう結果になったら困るので、プロの業者に依頼したのに、これではあんまりにもひどいのではないかと、考えています。今後大雨になるたびに浸水する庭では耐えられないので正直な気持ちは工事のやり直しをしてもらいたいのです。 そんなことを言っても聞き入れてもらえないものなのか、私達がいけないのか、教えてください。担当者はとにかく、「水に浸かっていても大丈夫ですよ。しょがないですよ。」の一点張りでした。ご解答よろしくお願いします。 雨水が掃けない状況。 |
yorozuの感想 | どうしても、私達素人には、わからないことが多いので、こういうHP大変ありがたいです。又、施工担当者のかたの気分を害してしまうと、その後の関係にも影響がありそうなので、まず、こちらに相談してから私達の出方を決めようと考えています。 そういう人は世の中にたくさんいると思いますので、ぜひこれからも沢山の人たちの相談に乗って、解答してくださると、うれしいです。 |
アドバイザー | |
畔上 廣司 | 解説委員の畔上です。 建築設計では、その地域の自然条件や建物周囲の地形・地境近隣の地盤高さなどを考慮したうえ、建築上基本となる設計GLを設定します。このとき、生活上重要な設備設計(給排水衛生・電気・ガス・給湯設備等)をはじめ、雨排水工事の勾配や外構の検討も行なわれます。とくに、狭小敷地などでの排水工事では、雑、汚水排水・雨排水等の適切な勾配を取るための注意が必要になります。 写真だけで全体把握はできませんが、20cmもの水溜りができるということは、職人さんの手落ちではなく、排水勾配等の検討不足など、外構工事の監督さんの指示による何らかの間違いによって設計不良となったものと思います。当然、衛生上にも問題が生じる恐れがあります。「しょうがない」で済まされるならば業者の請負は成り立ちません。明らかに業者に施工責任が問われると思います。 納得の外構リフォームとするためには、請け負った業者さんの工事担当者レベルではなく、契約責任者に連絡を取り、修補工事を要請することをお勧めします。 「仕上がりは約束と違う」と、水溜りを現状写真で説明したうえ、周囲地盤高さの測量、現状勾配などを調査してもらい、排水不良原因を確認しておきましょう。 その場限りの修補工事では後々同じようなことが発生する恐れがあります。 一般的に、排水トラブルなどでは、業者さんの責任ははっきりしているはずです。 地元の業者さんであれば対応してくれると思いますが、どうしても、業者さんが対応を渋る場合は、ご近所の消費生活センターなどにご相談したら如何でしょうか。 |
津村 泰夫 | 解説員の大阪の津村と申します ほんとに昨年は台風などが多く、私の設計した外構でも水溜まりの苦情があり、対応に走ることが何度かありました。 住宅地では、その敷地内の排水計画を適切におこなわねばなりません。 まず問題となるのは土質でしょう。造成地などでは赤土混じりの粘土などが多く、雨水の浸透に期待出来ませんから、適切な排水路を造るか、導水層といった砂利などで水の流れる層を作ったりします。造園をするには土の入れ替えも必要でしょう。 本来は造園の設計監理が必要だったのかもしれません。20センチも雨水が溜まるということは異常だと言えますし、水に浸かって大丈夫とは言えません。草木によっては根腐れしてしまいます。建築基準法でも敷地の排水をおこなうことが明記されており、特に宅地造成規制法等によって指定された地域では、排水のための技術的基準が定められています。 建物でいう欠陥工事と同じように、外構工事の欠陥工事といえるでしょう。業者の責任は大きいですが、そのような業者を選んだことと、別に設計・監理を依頼しなかった事も要因ではないでしょうか。 |
新垣 正清 | 解説員の新垣です。 台風時の豪雨によって、敷地内の水位が20センチも高くなったということですが、敷地が前面道路等の排水面より高く、排水勾配十分取られている場合は考えにくいことですが。 敷地内に冠水するのは排水経路に何らかの問題があると考えられる。 排水枡を埋め込むだけで解決できるものではなく、豪雨時においては敷地外の排水溝の流量、流速などにより大きな影響を受ける。 工事の欠陥、設計ミスを追求する前に、原因を十分調査することをお勧めします。 |
コメンテーター | |
善養寺 幸子 | 排水方法や契約の詳細の中身が判らないので、どこまでが保証対象かは判りませんが、中身によっては施工やり直しを要求できると思います。 敷地の勾配だけでは水に浸かってしまうのであれば、排水工事が必要だったでしょう。 ただ、そのための施工費を計上しておらず、その工事が成されていないのであれば、そのための費用は施主が負担し、改善を行って貰うしかありません。その費用を出しているにも関わらず、排水勾配の不良などで、水が溜まるのであれば、それは無償で改善して貰わなければならないでしょう。 ただ、公的の下水の排水能力にも限界があります。100ミリを越えるような異常な集中豪雨の場合、公的下水の限界で、排水の逆流など起こることがあり、こればかりは施工業者の補償範囲とは言えない時もあります。 現場調査などを行い、契約内容も示して、専門の方に間に入って貰った方が良いかも知れません。 |
事務局から | |
荻原 幸雄 | 本来は家だけでなく外構も設計図面が必要です。 これには仕上げだけでなく、構造、排水、排水勾配レベルなどが記入され、これを基に管理者が職人に指示すれば今回の問題は生じなかったと思われます。 外構専門業者は実際には図面を作成することが少ないので、割と、直接建築と切り離してコストだけで依頼することが多いと思われます。 これは確認申請を出すと外構などの業者がDMをだすからです。 施工業者の見積りと比べると、外構業者のが安い筈です。 それは管理者の経費、図面作成の設計料、設備業者の打ち合わせなど省いているからです。よい業者に当たればハイリスクハイリターン。今回のような業者に当たる場合はハイリスクローリターンとなります。 もともとトラブルの確立の高い方法を選択したということになります。 今回の問題は明らかにこの業者の落ち度であるのは明白ですが、 このような業者はこのようなトラブル慣れしているので、相談のような言い方で逃れるのが平気なのです。 このようを業者を相手にしても対応はしてくれないかもしれませんが、粘り強く、交渉するしかありません。 |
相談者お礼状 | |
相談者お礼状 | 先日、外構工事のことで、相談させて頂いた、S.K.です。 早速のご返答本当にありがとうございました。 仕方ないのかな…と半ばあきらめていたので、業者にも落ち度があったと言うことがわかり、 涙が出るくらいほっとしました。 早速業者と連絡をとって、対応してもらうようにしたいと思います。 その後の経過も随時報告させて頂きます。 もし相談していなかったら、担当者の言う言葉に惑わされ泣き寝入りしていたかと思うと、ぞっとします。 感謝の気持ちでいっぱいです。 これから、業者と粘り強く交渉して、納得のいく解決が見られるように努力していきます。 ありがとうございました。 |
その後 | こんにちは。 先日外構工事の件で相談させていただいた、S.K.です。 その後、業者に連絡をとって、何とか改善できないか申し入れてみました。 昨日、担当者と、その上司が来て、現場を確認しました。 上司の方がおっしゃるには、基本的に雨水は宅内で処理する事になっているので、市道などに流すのではなく、土に浸透させるように、工事するとのことです。 もともと粘土質の土だったのでどうにもならないそうです。 なので、工事的に、手落ちはなかったというニュアンスのことをおっしゃっていました。 昨年の大雨も記録的なもので例外だ、というかんじでした。 また、夜にたまった水も、朝には浸透しているのであれば、問題はないのでは・・・と。 ただその上で、あまっている芝のところに、浸透マスを2箇所もうけて、様子を見てみましょうと言うことになりました。 2人の態度は大変親切でした。 とりあえず、前回の担当者が手配してマスを入れてくれるそうです。 が、どうなのでしょう…これでよかったのでしょうか・・・私にはわかりかねます。 その後はこんな状況です。 また、お知らせします。 ━━ そして、その後・・・ お久しぶりです。 以前相談させて頂いた、Sといいます。 その後のご連絡が遅くなって済みませんでした。 工事業者に、問題解決を依頼してから現場を見にきてもったのが、3月下旬。 結局何の連絡も無いまま、ゴールデンウィークが過ぎました。 梅雨の季節もちかずいてくるので、痺れを切らしこちらから連絡しました。 すっかり忘れていたようで、慌てて段取りをしたようで今日、工事にやっときてくれました。 『雨水は宅内処理』 を合言葉に排水マスを2つ入れて、様子を見る事ととなりました。 雨が大量に降ってみないとわからないとの事です。 とりあえず、少し安心したのですが、台風などが来たらどうなるのか、すっかり不安が拭えた訳ではありません。 また、大雨の後様子をお知らせします。 色々ありがとうございました。 |
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