相談概要 | [氏名] S.M [相談内容:] その他 [居住住所] 神奈川県相模原市 [相談建物所在地] 東京都町田市 [職業] 会社員 [年齢] 40 [女性] on [構造] 木造(その他) [引渡し年月日] 西暦 年 月 日 [何階建て] 2 [延べ面積m2] [延べ面積坪] [工事請負金額] 不明 [設計監理料] 0 [様態] 注文建築 [施工者] 大手ハウスメーカー [設計者を選んだのは] − [監理者を選んだのは] − [確認申請書は本来建築主が出すと説明を?] - [確認申請の為の委任しましたか?] - [確認申請書お持ちですか?] - [検査済証は有りますか?] − [設計図面は何枚もらいましたか?] [工事着工まで設計の打ち合わせは何回しましたか?] [床面積] − [施工者名] E [販売会社名] E [設計者名] [監理者名] |
相談内容 | [現象] 中古住宅を購入(引渡しはまだ)し、リフォームをするために各社に相談したところ、この住宅メーカーの住宅は、部材を特許(のようなもの)しており、強度申請をしているので、他社では強度計算ができないため、引き受けられないと言われました。その住宅メーカーに見積もりは取りましたが、あまりにも高額で誠意の無い対応を受け、また上記のようなことは一切言わず、信頼できません。 [業者の見解] 上記の見解で、リフォームを2社から断られました。 [相談内容] ・第三者を使って、リフォームをしたいのですが、該当住宅メーカーを通さない方法はあるでしょうか。(強度計算をしてくれる他の機関・事務所などがあるのでしょうか。) ・最悪該当住宅メーカーを使っても、それを最小限にする方法はあるでしょうか。また、見積もりが高額すぎるので、その妥当性を指摘しネゴシエートできるような方法はあるでしょうか。 |
yorozuの感想 | わらをもつかむ思いで探させていただきました。皆さんそのような思いで、頼りにされていると思う内容です。私の場合は特殊な事例になりますが、お助けいただければと思います。 |
アドバイザー | |
清水 煬二 | ご相談の内容から推測すると増築か改築(間仕切りを動かす)を考えたリフォームということですね? Eは、小屋組みなどは枠組工法(2x4等)の考え方を取り入れ、その他は木造軸組みの考え方を取り入れたパネル工法で構造計算は、前提となる詳細がわからないのと独自のものがあるので確かに外部での計算はできません。 しかし、構造部材の寸法や強度を通常の枠組工法(2x4等)、 木造軸組み工法と構造パネルに置き換えて推定ですが経験値で工事を行うことも可能かもしれません。 事前にある程度、内装材を剥がして確認する必要はあります。 但し、裏付けがないので、その分かなりリスクがあります。 また、確認申請はできませんし、リスクを考えるとお薦めしません。 工事ができないと断ることは、ある意味で誠実なリフォーム会社を選んでいたとも言えます。 工務店などでも、頼めばホイホイと何でもしてくれる場合もありますが、大工の勘に頼っていますので、工事について安心はできません。 ハウスメーカーの金額が高くて誠意がないとのことですが、当該ハウスメーカーに頼むのを最小限にするには、構造体の部分だけはお願いして、内装や設備、仕上げなどは自身で行うからと工事内容からはずしてもらう方法があります。 ハウスメーカーが構造体の工事を終えたあと、そこからの部分は他の業者が行うことにしておけば、 どこでもやってくれるでしょう。 いずれにしろよく状況がわかりませんし、この文面の回答だけでご自身が決断して動くのは問題があると思います。 お近くの工事は行っていない設計事務所に具体的なリフォームの要望を含めて可能かどうかの相談や分離発注の方法などの相談もされてはいかがでしょうか? 何よりも、ご自身が不満だと考えて希望したリフォーム内容が構造体を変えずに要望を解決できることもありますから。 |
コメンテーター | |
関口 啓介 | 工事中の写真、中古建物の構造写真等から、枠組工法(2x4等)に独自の高強度木質パネルが使われているものと思われます。 認定されている壁倍率(強度の割合)がわかれば、対応はできると思われます。但し、同じ高強度パネルを手に入れる事が可能かわかりませんので、場合によっては他社製品で対応する事になると思います。基本的には設計事務所等で対応が可能と思われますが、既存建物の設計資料が必要になります。 また、清水解説委員が言うように構造部分のみ当該メーカーへの依頼も可能ではないでしょうか。その場合、全体のコーディネーターが必要になりますので、設計事務所に依頼されると良いでしょう。ネゴシエートと言うよりも全体の調整等をやって頂けると思います。 |
事務局から | |
荻原 幸雄 | ハウスメーカーの枠組み工法の場合、独自の施工方法などがある場合に、それをどのように評価しているのか?という部分や構造計算書が存在しているのか?構造図面は存在するか? など、未確定な部分が多い場合があり、他社でのリフォームを困難にしていることは事実です。 これは逆に言えば建設したハウスメーカーにリフォームを依頼するのがベストということになりますが、メーカーの戦略としてもリフォームまでも受注できるという点も加味されてのことだとも思われます。 一般的には2x4はリフォームに向かないと言われる所以でもあります。 しかし、他社ではリフォームできないか?という点では構造図面があれば評価できる可能性はあります。これがない場合は困難を要すると思われますし、かなり、できても費用が嵩むものとなるかもしれません。 増築の場合は既存建物とは構造的に縁を切れば違い工法での建設は可能です。 何れにしても、図面や計算書の検討。既存建物の調査による照合も大切なことです。 その上でリフォームの可能性を判断してください。 |
相談者お礼状 | |
相談者お礼状 | |
その後 |
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