| 相談概要 | [氏名] K.F [相談内容:] - [居住住所] 神奈川県Y市 [相談建物所在地] 神奈川県Y市 [職業] 添削指導員 [年齢] 33 [女性] on [構造] 鉄筋コンクリート造(PC構造) [築何年ですか?] 竣工後半年以内 [何階建て] 3 [延べ面積m2] 91.60 [延べ面積坪] 27.70 [工事請負金額] 3590 [様態] 分譲マンション [施工者] 建設会社 [お手持ちの図面は何枚?] 無い [打ち合わせ何回] 打合していない。 [床面積] 100m2以下 [施工者名] F建設 [販売会社名] M不動産販売 [設計者名] [監理者名] B.エステートサービス |
| 相談内容 | [現象] 引っ越してから一ヶ月になります。ほとんどの部屋で共鳴するような音が聞こえ、音の高さはピアノの音のレの高さで高くも低くもなく、ハミングのように絶えず鳴り続けています。一秒間に1.5回ほどの速さで打つように聞こえることもあります。子供と話をしたり、テレビを見たりしているときは気にならないのですが、本を読んだり、何か書いているときはとても不快です。就寝前も気になります。今は、小学2年生と、3年生と、幼稚園の子供たちがいますが、これから先、この子達の勉強にも差しさわりがないかとても心配です。下に住んでいる方もこの音は聞こえるそうです。玄関脇の吹き抜けでも聞こえますが、家の中の音より小さくかすかにしか聞こえません。 [業者の見解] ほとんどの部屋で聞こえることから配管ではないという見解です。TESシステムを採用していますが、運転ボタンを押してないときも聞こえるのでTESとも関係ないだろうといっています。凍結防止のため、冬場に運転システムが自動で作動することはありますが、この気温では考えにくくあっても早朝だけとのことです。 機密性の高いサッシを使っているので空気の通り道がほとんどないためかもしれないといっていましたが、実際に音を聞いてみて、そうではないと判断したようです。結論は、何が原因か今のところわからないが、調べて連絡するとのことです。まだ返事はきていません。 [相談内容] 原因と対応のアドバイスをお願いします。とにかく超音波のような音のない静かな空間で毎日を過ごしたいと願っています。音の高さも一定なので別の波動で相殺したりすることはできないでしょうか。(全くの素人の思いつきですみません。) あと、家から1.5メートル離れたところにこのマンション122世帯分の電気を引き込む電柱が立っています。非常に接近した距離にあります。インターネットがすべての部屋で電話線を使わないでできる専用線も引かれています。電柱やこういった線が室内の共鳴音となんらかの関係があるのかどうかも知りたいです。 |
| yorozuの感想 | このようなホームページがあることにまず、感動しました。 誰にも助けてもらえないときの最後の頼みの綱といった感じです。よろしくお願いします。 |
| アドバイザー | |
| 久米 能子 | 音が、絶えず聞こえつづけているということ、また、外で聞くより、家の中のほうが音が大きく聞こえるということから、建物そのものに音源があるのではなく、外部に音源がある可能性もあるかと思います。コンクリートの建物では、その壁の構成の仕方などによって、外部の音がコンクリートで共鳴をおこして建物内部で大きな音に変化してしまうことがあるようです。現実の音源の大きさはごく小さなものでも、反響を繰り返すうちに大変大きな音になってしまいます。 お話では吹き抜けがあるとのことでしたが、吹き抜けなどもそこに丁度音がはまったりすると、反響をしてしまうこともあります。音は上に向かってのびていきますから、1階より2階、2階より3階の方がその音が大きく聞こえるなら下のほうに音源を捜してみられるといいと思います。 もしも、建物自身に原因が見つからないなら、外にモーターなど小さくとも音を絶えず発生しつづけているものがないかどうかも、調べてください。 最近は低周波で健康を害する方も多く、社会問題になりつつありますが、その音が低周波ならば、防音の措置は困難ですので、(高周波の音に対する防音は施工できやすいが、低周波に対するよい防音材が今はまだないようです。)音源となるものを移動してもらうのが一番と思います。 |
| 松山 達也 | このような問題は、常にストレスを感じるので精神的苦痛は大変かと思います。 高圧線なら別ですが電柱や無線LANなどが直接的な原因となる例は極めて少ないです。また、別の波長で音を消す方法は100%の消音効果は期待できませんし、現実的でもありません。 絶えず聴こえるということから、確かにポンプなどの断続運転される設備よりモータや変圧器のついた連続運転される電気系設備の振動が躯体を伝って共振しているのかもしれません。屋外でも聴こえるので原因では無いと思いますが、念のため冷蔵庫や水槽などがあればそれを切って確認するのもお勧めです。 建物の内容については業者の方が一番良く知っています。現象が常に再現されているのであれば、原因の究明は比較的簡単と想像します。業者を信頼され、見解を待って問題を解決されるのが良いと思います。 一番の問題は、解決までの間の対策ですが、就寝前に小さな音でCDなどをかけたり、耳栓をされてはどうでしょうか。 一刻も早く問題が解決することを祈ります。 |
| 小松原 敬 | 原因を特定するのは、現場での調査が必要ですので業者の報告を待つのが一番だと思います。 ちなみに過去の事例によると低周波振動が報告されています。(音源が、自分の建物に無い場合)たまたま建物がその振動に共鳴してしまった為に、他では気にならない振動が増幅されるらしいです。 振動元としては、大型の空調室外機や常時動いている工場などの機器、時にはダムからの水の放流による場合もあったと聞きます。高圧線が時々唸っていたり、橋や高層ビルなどの場合は風による振動の共鳴も考えられますが、この場合は違うようですね。 原因が特定されて対処されるまでは、BGMを流してマスキングするのが効果的です。静かな場所でそれだけ聞こえるとイライラしますが、線路脇に住んでいると電車の音も慣れて気にならなくなるものです。 低周波そのものに害があるという証明はされていません。心理的にストレスにならないように自衛するのが今のところは大事でしょう。 |
| 津村 泰夫 | 音ってどんな音なんでしょうね、とても興味がありますが、調査をすれば解決できると思います。 周波数はいくらぐらいなのでしょうか、低周波空気振動であれば近所の高架橋から発生していることが多く、かなり遠くでも被害が出ています。最近は大きくした防音壁から発生していることも報告されています。 外の電柱よりも、122世帯ですから電気室があり、受電設備があります。その辺の方が怪しいのではないでしょうか。 また良くあることなのですが、揚水ポンプに上等の防震架台付きのポンプを使用しておりながら、運搬時の仮止めボルトをしっかりと止めており、ぜんぜん防震になってなかったという笑い話は数え切れないくらいあります。何年も居住しているマンションで、定期点検もきっちりしているのですが、誰も気づかなかったのです。建設したゼネコンの系列の管理会社が管理していたのですが、ひょんなことから第3者のマンション診断を受けてわかったことです。 |
| コメンテーター | |
| 今井 優子 | 音というものは以外と厄介なもので、特にこのケースような場合、音源の特定は専門家の協力なしでは難しいように思います。マンション居住者の多数が気になるのであれば、管理会社を通して専門機関に調査依頼することも検討してみてはいかがでしょう。 また、音というのは気になりだすと、ほんとに小さな音でも耳についしまうという心理的要素が加わってしまいます。また、原因が分らないと余計に心配になったりしますが、重大な問題を孕んでいるような事はあまり多くないようです。 松山解説委員や小松原解説委員の言うように、BGMなどでマスキングしたり、なるべく気にならないような工夫も良いかと思います。 |
| 事務局から | |
| 荻原 幸雄 | 音の問題は意外なところから発生したりしております。 音の問題は長期化させてはいけません。精神的にも問題が発生しやすくなります。 早急な調査が必要だと思います。 原因が無い筈はないのですから、原因は多少時間がかかっても必ず見つかりますので現地調査無しには原因は特定できず、いたずらに混乱をもたらすだけです。 是非、原因追求の調査を行ってください。 |
| 相談者お礼状 | |
| 相談者お礼状 | ほとんどの部屋で共鳴するような音 ご相談にのっていただいたFです。 解説委員の方々からのメールが届いたまさにその日、不動産会社が手配してくれた設備の専門家の方がきてくれました。音の性質、強く聞こえる時とそうでない時があることから水関係が疑わしいとのことでした。マンションの地下にピットと呼ばれる高さ1メートルほどの空間があり、早速潜ってくれました。共鳴するような音を出していた犯人は水中ポンプのフロートで、よっぽどの大雨などない限り普段は作動するはずのない水中ポンプのフロートが音を出していたそうです。原因がわかり修理も無事終わり、今では快適な日々を送っています。 今回は、設備の専門の方が来てくれたので解決したものの、ここにこぎつけるまで、正確には建築よろず相談のサイトを見つけるまでの心労は耐え難いものがありました。ひょっとしたらこのまま一生をここで過ごさなければならないかもという不安、建設会社の人には『奥さん、耳がよすぎるんじゃないですか?』と言われ、お隣の方には『怖い、誰かがお宅を狙って電波を出しているんじゃ・・・』とも言われ、相談しなければよかったと後悔した事もありました。 そんな中、親身になってさまざまなアドバイスをしてくださった解説委員の方々には心から感謝しております。このサイトを見つけ何かアドバイスがいただけるかもしれないというだけでもずいぶん気持ちが楽になりました。その上、丁寧なアドバイスをいただけた時は、冷たい人ばかりでなく親切な人もちゃんといるのだなと心が温まる思いでした。 お忙しいでしょうが、これからも先生方のアドバイスを必要としている方々のために、是非こういった活動をお続けください。 本当にありがとうございました。 |
| その後 | |
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