| 相談概要 | [氏名] Y.T [住所] 埼玉県東松山市 [職業] 会社員 [年齢] 30 [構造] 木造(在来工法) [築何年ですか?] 工事中 [何階建て] 2 [様態] 注文建築 [生産者] 地元建設会社 [設計者を選んだのは] 自分では選んでいない。 [監理者を選んだのは] 自分で選んでいない。 [確認申請書は本来建築主が出すと説明を?] 受けていない。 [確認申請の為の委任しましたか?] してない。 [確認申請書お持ちですか?] 有る。 [検査済書は有りますか?] 無い。 [お手持ちの図面は何枚?] 5枚 [打ち合わせ何回] 20回以下 [床面積] 100m2以下 |
| 相談内容 | お世話になります。お忙しい中、間抜けな質問かもしれず、申し訳ありませんが、疑問にお答えしていただきたく、ご連絡いたします。 現在、木造軸組工法にて2階建てを新築工事中です。 (相談主題) 防腐剤(クレオソート油)は床鳴りの原因になるか?と言うことです。 (経緯と内容) 業者による土台及び、土台から高さ1mまでの防腐・防蟻処理(現場での吹き付け:塗布面がオレンジ色になって乾いていた。)が終了したので、私なりの家を長持ちさせたい考えで、土台、床づか、根がらみ、根太掛け、にクレオソート油をハケでまんべんなく塗りました。(業者による防腐・防蟻処理の上に重ね塗りしました。) 現場で作業する職人の気分を害さないように、以前この作業については、業者営業マンに話済みだったのですが、その話が工事関係者に伝わっていなかったようで、塗り終わった翌日、営業マンと同じ業者の現場監督者から私に連絡が入り「クレオ ソート油を塗ると、根太と土台または根太掛けが滑りやすくなり、床鳴りを起こすのでやめてくれ。」と怒鳴られてしまいました。 (相談事項) 1.業者の言う「クレオソート油を塗ると、根太と土台または根太掛けが滑りやすくなり、床鳴りを起こす」と言うのは本当でしょうか?公庫の木造住宅工事共通仕様書には木材防腐剤としてクレオソート油が記載されているので塗りましたが、既に土台、床づか、根がらみ、根太掛け、の全体の8割以上の部分に塗ってしまったので床鳴りがひどくなりはしないかと心配です。 2.上記業者からの連絡と同時に「建築工事が終了し引渡しするまでは、家は私共(業者)の所有物であるため、今後、余計な事はしないで欲しい。遠巻きから見学するのは良いが、中に入っていろいろされるのは、まだお客さんのものではないからやめてください。」とも言われてしまいましたが、業者に建築を依頼すると言うことは、そういうものなのでしょうか?何も手を出せないのでしょうか? もちろん工事の邪魔をしたり、設計を無視した事をすることについては業者の言うとおりだと思いますが、前述のようなセリフを言われては、事前にきちんと業者に断って、了解を得ることが出来なくなり、私なりの家に手をかける作業が一切出来なくなってしまいます。 1.の件については、業者内での連絡不行きの認知をしてもらい、当方も謝罪し、工事を続行してもらうようにしていただきました。上記の二点についてのご助言よろしくお願いいたします。 |
| yorozuの感想 | ー |
| アドバイザー | |
| 笠原 歩 | 1.について クレオソート油が床鳴りの原因になるとは考えにくいです。 床鳴りの原因の多くは「接合部(接触部)のきしみ」なので木材に塗布したクレオソート油が影響するとは思えないのですが。 また、業者による防腐・防蟻処理と相談者によるクレオソート油がどのように化学的影響がでるのか、当方の勉強不足でわかりません。 2.について 建築主も作業に参加してとても良い雰囲気で進んでいく現場もたくさんあります。最初にそういった点についての打ち合わせが 不足していたのではと思います。また責任の所在(建物本体だけでなく事故その他のトラブルも含めて)についても確認しておく必要があります。 |
| 小松原 敬 | 私はこの現場監督に問題があると思います。(営業の連絡ミスも原因でしょうが) 今どき、施主さんが自主建築として自分で塗装する事など珍しい事ではありません。ツーバイの現場では、壁の立て起こしに施主が参加するのは儀式のようになってる場合もあります。 この前後の事情はわかりませんが、この現場監督の発言は何か理由があるにせよ問題です。 我々とて「客商売」です。口のききかたには充分注意を払うべきでしょう。そういった意味でのプロ意識の欠如が感じられます。 こういった点で、会社側には強く抗議しても良いかと思います。(より上級者の対応としてはこの現場監督と仲良くなって自らの改心を促すという手がありますが、仏陀ならぬ凡人の私達としてはなかなかそこまでは・・・ ^^; ) |
| 三浦 惠翁 | 請け負い工事において現場監督の行為は当然です。 若し工事関係者(労災上施主は関係者ではない)以外の者が引き渡し前の工事現場で怪我でもした場合、監督ふゆきとどきとして会社は訴えられるでしょう賠償責任は請け負い会社にあります。 |
| コメンテーター | |
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| 事務局から | |
| 荻原 幸雄 | 施工会社の連絡不行き届きでとんだとばっちりを受けてしまいましたね。 三浦解説委員の通り現場監督はその現場の安全を一に考えなければいけません。その点に関してはどこの現場も厳しい決まりがあります。わたしも昔基礎配筋時の工事監理で足を滑らせ下に墜落したことがあります。その時はかすり傷で済んだのですが、直ぐ横には鉄筋が立っていて少し場所を間違って足にぐさりと刺さったかと思うとぞーっとしました。その時から現場では現場を知り尽くしている監督さんに先導して戴いて歩くように注意しています。ヘルメットも無かったらと思うことも幾たびかありました。現場はそれ程、怖いものです。 当然今までに現場で亡くなった方も残念ながらいらっしゃいます。それを管理している監督さんの仕事としては厳しくなるのも分からないではありません。 職人肌的監督さんだったのかもしれませんね。営業的センスの無い人はいます。しかし、怒鳴るのはいただけないですね。 現場に意志を伝えるのは営業マンでは無く工事監理者がいますので、その工事監理者(通常設計者)から工事管理者(現場監督)に伝えてもらってください。 お施主さんです。当然意志を伝える権利があります。しかし、直営(自分が監督のようなことをして直接職人さんを募り工事をする方法)又は半直営の場合は安全等の規定が労働安全基準法で決められていますので、その責任を自己責任のもと手続きを行い、保険に加入し事故防止対策と事故がおきた場合の工事現場関係者の保険や処置を考慮しなければいけません。 今回は請負(工事を全て請け負ってもらっている)ですので事前に許可を監督にとって、現場では安全の為その指示にしたがってください。ご自分で手を入れたい場合は契約前に確認して、一作業員として入れるように要望しても良かったかもしれません。しかし、この場合でも監督の指示に従わなくてはいけません。安全が第一ですので。 |
| 相談者お礼状 | |
| 相談者お礼状 | いろいろなご回答ありがとうございました。 1.について。 床鳴りについて、かなり心配であったため、「ほっ」と安心しました。化学的影響については、今後の様子を見るしかなさそうですので、しばらく忘れることにします。 2.について 地鎮祭、上棟式をやったのに、施主が工事の安全に対する認識に欠けており、それぞれの工事関係者の役割について、思慮が足りなかったと反省しました。と同時に、私自身が、積極的に工事監理者と現場監督との連絡をもっと取り合うべきであると感じました。 工事が始まってから今まで5、6度話してきましたが、「素人がいろいろ口出さないで。」という雰囲気で対応され、(きっと皆さん職人気質なのでしょうか?)なかなか難しそうですが、もっと施主としてガンガン、しかも丸く、工事監理者と現場監督に連絡、相談していくように頑張っていきたいと思います。 事務局、解説委員の皆様へ。 実例や、それぞれの立場での物の考え方が解り、相談してよかったと思いました。自分の家を良くするための努力の仕方がまた一つ見えたような気がします。大変ありがとうございました。 また、何かありましたらよろしくお願いいたします。 敬具。 |
| その後 | |
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